ハピ・ラキ

迷いつつも歩き続ける日々の記録

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悲しい出来事

 今日はCEACの講習会というのに呼ばれていたのだけど、その前にムッシューMの家に寄ってみた。ムッシューMは養鶏の時にお世話になった人なのだけど、夫婦そろって私の事を気にかけてくれ、何かと声をかけてくれたりした。奥さんのお腹に赤ちゃんがいて、丁度6月に生まれる予定だという事だったので、「帰国前に生まれたら、赤ちゃんを抱きに行くね」と約束していたのだ。最近連絡がないけれど、どうしているだろう、と思って。
 家にムッシューMはおらず、マダムだけだった。パッと見た瞬間、お腹がそんなに膨らんでいない。「どう?元気だった?」と挨拶すると、「Ça ne va pas!私、先週木曜に赤ちゃんを産んだのだけど、死産だったの」と彼女は泣きだした。
 「前回妊娠した時にも、同じだった。あの時は男の子だったけど、今回は女の子だったの。可愛い女の子だったのよ!生まれた時に、ほんの少し産声を上げたけど、すぐに死んでしまった。最初の時には、みんなが、『最初の子供は大変だからそういう事もある。次回があるよ』と言ってくれたけど、これで2度同じ事が続いてしまった。なんでだかわからない。これでもう、夫は別に女の人を作るかもしれない。だって、彼は子供を欲しがっているんだもの。アフリカでは家庭の真ん中には子供がいなくちゃいけないのよ。」
 私も本当に悲しくなった。あんなに子供を楽しみにしていたのに、こんなことになってしまったなんて。「でも、希望を捨てちゃダメよ。きっと次はうまくいくよ」とぎこちなく慰めるしかない。しばらく肩を抱いて話を聞いている内に、彼女も少し落ち着いて来た。きっとまだ心は悲しみで一杯だろうけど、私に対しては「また次に頑張るわ」と言ってくれた。
 会えるのも最後になるかもしれないと、持って来ておいたささやかなプレゼントを彼女に渡して、彼女の家を後にした。
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  1. 2010/06/08(火) 22:35:39|
  2. カメルーン生活
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