ハピ・ラキ

迷いつつも歩き続ける日々の記録

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vous(あなた)と、tu(キミ)

フランス語の「you(=あなた、君)」に対する言葉は、2つある。親しい場合に使うtuと、相手が目上や初対面の人に使う場合のvousだ。
 カメルーンに来る前、駒ヶ根の訓練所でフランス語を教えてくれたマダムSは言った。「アフリカで初対面の人を相手にtu(君・お前)を使うことは、白人がアフリカに来て植民地化していた時の見下した感じを思い出させて良くない。ちゃんとvous(あなた)を使いなさい。」
 そして、カメルーンに着くと、たまにvous(あなた)という言葉を聞く事もあるけれども、大抵の場合はtu(君・お前)を使う世界だった。子供でさえも、私に対しtuを使って話しかけてくる。ま、それでも私自身はちゃんとvousを使おう、活用の練習にもなるし(tuとvousでは動詞の活用が違う)。と思って、私は、目上の尊敬すべき人と思う人には、vousを使い続けて来た。
 私がvousを使い続けて来た人の一人、マダムO(町の、「女性と家族の推進省」の係)と、今日彼女の家で会い、お喋りした時に、ちょっと衝撃的な事を言われた。
 「vousを使うということは、その人は友達や家族じゃないと示す事よ。私は元大臣や郡長ともtuで話すわ。それは、もう彼らが家族同然だからよ。」
 えっ!そう?!
 いくら言葉が通じても、何というか、持っている感覚が違うと言う事にはなかなか気がつけないものだ。私は、尊敬すべき人には、親しくなっても常に敬語を使うべきという日本的な感覚を抱え過ぎていただろう。あ~、その言葉、もうちょっと早く言ってくれればな~。もう、任期もおわっちゃうじゃない。今から路線変更するには、ちょっと遅いよ…。
「尊敬の表れだと思って、vousを使っていたんですけど…」という私の説明を、彼女は「わかるけどね~」と受け取っていた。

100507 セレスティン (2)
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  1. 2010/05/13(木) 23:55:55|
  2. カメルーン生活
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