ハピ・ラキ

迷いつつも歩き続ける日々の記録

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どっちもどっち

 少し前の話になるが、原爆展をきっかけに知り合ったJが電話をかけて来た。
 その電話の内容の前に、Jとの関係を説明すると、彼は足が悪く、バメンダ(英語圏の町)の身障者関係の団体に属していたが、そこからオンベサの障害者センターに出張して来ていた時に知り合った。話の分かる感じの青年だったので友達になったのだけど、その後非常識な時間に何度も電話してきたりしたので、私としてはちょっとこれ以上近づきたくはないな、という感じを持っていた。でも彼は、母が視察の旅でカメルーンに来た時など、わざわざ会いに来てくれたりして、なかなか人情に厚い(?)所を見せたりしていた。
 その彼からの久しぶりの電話があった時、私は正直、「又彼からか。ちょっと鬱陶しいな」と思いながら携帯を取った。それでも電話口で、「Ça fait long temps! Comment ça va? (久しぶりだね!元気なの?)」と明るく応対したところ、彼は「 Ça ne va pas!(元気じゃないよ。) 僕のお母さんが亡くなったんだ。」という。なんと!話を聞くと、2週間ほど前に交通事故で亡くなってしまったのだそうだ。彼がわざわざ私の母に会いに来てくれただけに、彼のお母さんが亡くなってしまったというのは、ちょっとショックな話だった。私は電話を取る時に「鬱陶しい」などと思ってしまった自分を恥じつつ、「それは、大変だったね。お悔やみを申し上げます。知らせてくれてありがとう」と答えたのだった。
 そして、今日。彼が前に一時的に勤めていた障害者センターにインターネットをしに行った。(故障していて使えなかったけれど。)そこで、その障害者センターの所長から「Jは今ごろどうしているのかな?連絡はあるの?」と声をかけられた。(ちなみにその所長について、Jは知り合った当初から、「彼は腹黒だ。彼はセンターのお金をくすねている!」と、私に話をしていた。)
私は、話して良いものかな~と思いながらも、「連絡ありましたよ。悲しい知らせでしたけど…。お母さんが亡くなったんですって。」と答えた。すると、彼は何と、鼻で笑った。「知らないだろうけど、Jは大うそつきなんだ。彼は全く信用ならない。しおらしく君に、お母さんが死んだなんて言ったんだろうけど、彼の母親はずっと前に亡くなっているんだよ。そう、8年ほど前にね!」と、言うではないか。エ~ッ!?ホント?
 彼はさらに、奥から何がしかの書類を出してきた。「これがJの書類なんだけど、彼はこれだけの仕事をすると言ってお金を受け取ってそのまま姿を消したんだ。Jは本当に信用ならない。私には連絡先一つよこさず、お金を持って姿を消したんだよ!」
 その言葉は、Jがその所長に関して私に言った言葉とそっくりだった。一体どっちが本当の事なのか。どっちかと言えば、私にはJの方を(友達だったから)信用したいと思うけれども…。でも、どっちが嘘をついていても、不思議じゃない気はする。っていうか、人を悪く言うという点に関してはどっちもどっちだ。
もうどっちでもいいけど、どちらとも関わりあいたくない、と思った瞬間だった。
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  1. 2010/05/12(水) 23:22:13|
  2. カメルーン生活
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