ハピ・ラキ

迷いつつも歩き続ける日々の記録

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「文明人」は、誰のこと?

突然だけど、「文明国」とか、「文明人」という言葉の影に隠れているのは、「未開の土地」とか、「野蛮な人」という言葉だと思う。「文明人」とかいう言葉を使う時には、意識するしないにかかわらず、「文明人」=自分であり、「野蛮な人」達に対する優越感というのが根底にあるのだと思う。
カメルーンに来る前の、村落開発の研修の中で、私はその事に気がつかされた。だから、他の人が「文明国」とか「文明人」とかいう言葉を使う度に、ちょっと、「アッ」って思う。この人は、カメルーン人(に代表される途上国の人々)に差別や偏見も持っていないように見えるけど、やっぱり根底には優越感というものがあるのかな?って。ま、言葉尻を捉えて断定することはできないのだけれども。
残念ながら、「自分達は発展している国から来た」という優越感を完全に払しょくする事は難しいようだ。ここでカメルーン人の為に働こう、と決意して来ている筈の隊員ですら、多かれ少なかれそういう優越感を内側に抱えているように思う。(それには、日本人としてのアイデンティティや誇りから来るものもいくらかあるとは思うけど。)

ところで、今日短波ラジオでNHKの放送を聞いていたら、こんな話が耳に入って来た。『明治時代(だったと思う)に、どこかの大学のエライ先生が、「人間展覧会」というのを考えた。生きた人間を並べて観察の為に展示しようというのだ。並べられる人間は、沖縄人・アイヌ人など…。日本人やヨーロッパ人はいなかった。つまり、「文明人」が「未開人」を観察しようという訳だ。』
ラジオで語っていたのは、「沖縄の人が本土に来てアイデンティティの問題などに直面するのを助けよう」と関西で活動している沖縄出身の人。昔は沖縄の人に対する差別もひどかった、とその人は言っていた。その差別は、沖縄返還後まで続いたらしい。

常に自分を「文明人」の部類に入れる事が、根拠のない事であると知っておくのも、大切だなぁ、と思う、今日この頃でした。
(この文章を読みなおすと、「本当にエラソーな事を書いているな、何さま?」と自分でツッコミを入れずにはいられない。でも、ま、折角書いたから…)

100329 セレスティン (4)

スポンサーサイト
  1. 2010/03/28(日) 22:12:20|
  2. カメルーン生活
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。