ハピ・ラキ

迷いつつも歩き続ける日々の記録

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凄いカメルーン人に会った!

今日は、原爆展を抜けて、別の用件に出かけた。私が堆肥に挑戦していると知っている大使館の人が、堆肥を作っているNGOを紹介してくれたので、そのNGOの代表に会うのだ。そのNGOは、ゴミを収集して、それで堆肥を作っているとの事だった。
 NGOの代表、S.P.Eは、会って話を聞いてみると、なかなかにすごい人だった。
彼は、元々フォトジャーナリストになる勉強をしていた。ある時、研究のためにカメルーンに来た京都大学の女子学生と出会ったのだが、彼女がフランス語を殆ど話せなかったので、しばらくの間(2週間位?)通訳をしたり案内をしたりして手助けした。女子学生は帰り際に、彼に非常に感謝して謝礼金を渡していった。その後、研究でカメルーンを訪れる人は口コミで彼に案内を頼むようになり、又、日本でカメルーンに取材に来るテレビ局からも依頼があって、取材のアレンジなどもするようになった。その内、彼は、「研究者や取材に来る人たちは、みんなそれぞれテーマを持っている。自分も自分なりのテーマを見つけたい」と思うようになったのだそうだ。それで、「ゴミ問題に取り組もう」とテーマを決め、謝礼金でもらったお金を元手にしてゴミ収集のための手押し車を買った。それが12年前。当初、彼の周囲の人たちは、おかしなことをするのはやめろ、と止めたそうだ。「ゴミを収集する」という意識がなかったからだろう。しかし、その後彼のやっている運動の意義が段々わかってき始め、賛同者が増えて、今は十数人のグループになっている。政府や国連機関など、各種団体からの補助金を得たりして運営しているらしい。又、ゴミを収集するための袋を、買うよりも作った方が安いからということで、メンバーの一人がミシンを導入した。近所の無職の女性に裁縫を教え、袋や作業服を縫うようになったのをきっかけに、ミシンを増やして女性の職業訓練のような事も始めて、そちらも規模が大きくなっている。
彼のゴミの収集について回ったのだが、彼が回っている地域は狭い面積にギュウギュウに人が住んでいる。スラムではないが、かなり混み合って住んでいる為、ゴミをポイポイ捨てて行ったら衛生上問題が発生することは間違いなさそうだった。政府が大きな船(鉄製のコンテナのようなもの)を大通りに置いているので、そこまでいけばゴミが捨てられるのだが、捨てに行くのが面倒で、みんな行かない。そこで彼が行っているのは、ゴミ収集の意義を説明して、賛同者から月々500~1000F(100円~200円)の費用を払ってもらい、加入者からゴミを回収し、政府の大きな船に入れるという事だ(堆肥づくりは別の場所でしているのだが、今は設備を新しくしている途中とかで、見ることはできなかった。)。同時に、住民に対して、衛生に関する意識向上運動も行っている。ゴミを収集する人には、ワクチンを注射する・手袋、つなぎを着用するなど、病気に対する対策もキチンと行い、給料も支払っているとか。すごい。ここまでキチンと体制を整えて、しかもそれをしているのが、援助団体ではなく、カメルーン人自身だということがすごい。こういう人が増えたら、カメルーンも安泰、という気がする。
家と家が接近している為、地域内の途中からは手押し車も通らず、歩いてゴミを回収するしかない。かなりの重労働だ。ついて回っているだけで、私も結構ヘトヘトになった。ヤウンデのような町とオンベサでかなり問題は違うけど、こういう活動があるのを見ることができて良かったと思う。
 
ところで、昨日の内閣改造で、私の大家である大臣は、内閣から外されてしまったらしい。と、なると、どうなるだろう。私の近辺の生活も、変わってきそうな予感。
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  1. 2009/07/02(木) 22:49:47|
  2. カメルーン生活
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