ハピ・ラキ

迷いつつも歩き続ける日々の記録

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孤軍奮闘

 朝早めに起きて、料理に取り掛かる。炊き込みご飯の具は、ヒジキ(日本から送ってもらったもの)・人参・大豆(炒り大豆にして炊き込む)・干し魚の身などなど。炊き込みご飯の具を準備した後、トリを(自分では殺せないので)母屋の人に絞めてもらった。トリは絞めたあと、お湯を大量にわかし、そのお湯に時々つけながら羽根をむしるのだ。その後、皮の表面を火で軽くあぶって、細かい毛などを焼いてしまう。手順はもうわかっているんだけど、慣れないので、我ながら手際が非常に悪い。
 それにしても、料理人Bが来ない。トリなどは彼にやってもらおうと思っていたのに。もう間に合わないよ~と思って電話すると、「今日は行かない。お米はすぐ届くはずだから」という。は?それはどういうこと?!今頃になって一人で料理しろと?「信じられない!一人で料理するなんて無理!」と言うと、「MFがいるでしょ」と言う。「MFは他の用事で忙しい。私はお客さんが来る2時間前に、GICの事務所に行くことになっている。ここでずっと料理している事はできない」と言うと、「うーん、また電話する」と言って電話は切れた。しかし、多分電話はもうかかってこない。
 MFが、「Bはなんて?」と聞いてきた。「彼は来ない。私一人でどうしろって言うの。こんな事だと知っていたら、引き受けなかったのに!」と私が怒りに震えていると、MFが、「できることだけすればよいわよ。できないものは、もう放っておきなさい」と非常に実際的なアドバイスをしてくれた。その通りだ。そう言われた瞬間に、私はトリを放棄することに決定した。内蔵だけをMFに取り除いてもらい、大臣宅の冷凍庫へトリを放り込んで、もうトリの存在は忘れる事にする。米は待っていてもきっと間に合わないから、自分のところにある米を使ってやるしかない。案の定Bからはもう電話はかかってこないし。
 今考えると、きっと彼が来ない事は、もう前日には決定していたはず。大臣の奥さんが、カメルーン料理を、オンベサではなくヤウンデで調理して持ってくることにしたと聞いたので、そのせいで来られなくなったのだろう。それならそうと、「来ない」とさっさと言えばいいのに、何で言わないのか。言いにくい事は言わず、耳当たりの良いことをいう事を好むカメルーン人気質を、この時は憎んだ。しかも、料理人Bは、私が知っているカメルーン人の中でも、信頼できるしっかりとした職業人で、大臣や夫人の客に料理を出すために、困難な状況の中でも本当によくやっているなぁと、常々感心していたのだ。大臣のスケジュールに合わせてほぼ休みなく働き、それこそ何十人・何百人に出す料理を、他の(素人の私を含めた)2-3人の手伝いを上手く使いながら手際よく準備するのは、なかなかできることではない。そんなBなのに、何で!信頼していた分、怒り爆発なんである。まったく!
 とは言いながらも、できる限りの事はしなければならない。お米を待ってしまった分、ちょっと遅れてしまったけど、大きな鍋でごはんを炊き、その間に自分は出かける支度。そして、炊き上がったアツアツを握って30個ほどのお握りを完成させた。予定より一時間遅れ。おにぎりをお皿に並べている時に、お米が届けられた。遅すぎる!フン!
  まぁ準備段階で私個人的に色々あったけれども、大使館の人の視察は滞りなく終了。食事もおいしく食べてもらえて、終わりよければ全てよし。炊き込みご飯のおにぎりは、食べ物に関して保守的なカメルーン人達が手を出さないかと思ったけど、思いのほか食べてもらえた。少し濃いめの味付けにしたせいか、「おいしい」という評価もあり、自己満足。ただの炊き込みご飯じゃなくて、おにぎりにしたところが、自分としてのこだわりだったんだよね。おにぎりにした方が、取りやすいし食べやすいし、なぜだかおいしいもんね。

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  1. 2009/04/28(火) 22:16:45|
  2. カメルーン生活
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